「Rift」の最小動作スペックに「GeForce GTX 1050 Ti」が追加、Oculusのお墨付きに

 NVIDIAがGeForce GTX 1050 Tiを発表したのは2016年10月。ようやくと言うべきか、Oculusが「Rift」の最小動作スペックを更新し、同チップが動作環境に含まれることとなった。海外ニュースサイトの「Road to VR」が報じた。

・Inexpensive GTX 1050 Ti Gets Official Thumbs-Up for Oculus Minimum Spec
http://www.roadtovr.com/nvidia-geforce-gtx-1050-ti-oculus-minimum-specification-virtual-reality/

・Riftの動作スペックを示すサポートページ
https://support.oculus.com/help/oculus/170128916778795/

 今回の更新は、既存の最小スペックにGeForce GTX 1050 Tiが追加される形で行われた。「代替可能なグラフィックカード」という項目で従来の同GTX 960も表に残っている。同GTX 1050 Tiはもともと同GTX 960と近い性能を備えており、同様に対応できるのではないかと言われていた。公式に対応すると公表されたことで安心して使えるようになったと言えるだろう。

 もっともこれは最小の動作スペックで、無条件でRiftを利用できるわけではない。Oculusの「ASW(Asynchronous Spacewarp)」というフレーム補完技術を利用する必要がある。

 ASWは、本来ディスプレイに合わせて90fpsでの出力が要求されるところを半分の45fpsでも快適に動作できるようにした技術だ。自動処理でフレーム間を補完しているため、Oculusは実際に90fps以上で出力できている環境より体験の質は落ちるとしている。

 より快適に動作させたい場合は推奨スペックのGeForce GTX 970、または同GTX 1060以上を選んだ方がよい。

 ちなみに、HTCの「VIVE」がサポートする「SteamVR」には同様の技術で「Asynchronous Reprojection」があるが、まだベータ版の状態。そのためかVIVEに最小動作スペックは存在しない。

 Asynchronous Reprojectionが正式リリースになればVIVEでもGeForce GTX 1050 Tiが利用できる可能性はあるものの、現状、同チップはRiftのみ対応と考えた方がよいだろう。

Reported by 宮川泰明(SPOOL

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