「反動」を感じるVRコントローラーの最新版がGDCに出展

 2017年2月27日から3月3日まで、米サンフランシスコ市でゲーム開発者向けのイベント「Game Developers Conference 2017(GDC 2017)」が開催された。VR向けコントローラーを開発しているTactical Hapticsはブースを出展し、開発中の「Reactive Grip」の試作品を展示していた。海外ニュースサイト「Road to VR」が報じた。

・Hands-on: Reactive Grip Haptic Controller Prototype with Vive Tracker, Touch, and Custom SteamVR Tracking
http://www.roadtovr.com/hands-on-tactical-haptics-reactive-grip-haptic-controller-prototype-with-vive-tracker-touch-and-custom-steamvr-tracking/

 Reactive Gripは以前にも紹介したコントローラーで、今回展示されたのはその最新版だ。一見ただのレバー型コントローラーだが、グリップ部が上下に動くことで、VR内で物に触った感触を手に再現するという仕組みを備えている。下のイメージが分かりやすいだろう。

 対応するVRゴーグルはHTCの「VIVE」とOculusの「Rift」。トラッキング技術が異なるためか、コントローラーの先端に別のアクセサリーを取り付けられるようになっている。VIVEなら「Tracker」、Riftなら「Touch」を取り付けられる。VIVE用には独自のトラッキング用アタッチメントも開発している。下の画像は、左から独自アタッチメント、Tracker、Touchを取り付けたイメージ。

 ブースでは2種類のミニゲームを体験できた。1つ目は宇宙船を操作するゲームで、隕石や敵を撃ちながら進む。弾を撃った反動や障害物にぶつかった衝撃などが手にフィードバックされる。2つ目は「Cyber Golf」と呼ぶ、円盤を球体のゴールまで運ぶゲームだ。プレイヤーは円盤を操作する魔法の杖のような棒を使う。円盤の端をつかむとフリスビーのように投げられ、中央付近をつかむと投げ縄のような感覚で円盤を振り回せる。振り回した際は、手に遠心力を感じられる。

 以前、Tactical Hapticsは剣で切りつけた感覚や銃を撃った反動を感じられるというデモを実施していた。筆者のBen Lang氏は、そういったデモはReactive Gripの直接的な使い方を示していたが、今回のデモは「もう少し抽象的な使い方を提案していた」と評価している。

 Reactive Gripは握ったグリップからフィードバックを受けるというユニークな方式のコントローラーだ。剣や銃は分かりやすい使い方だが、「もっと様々な使い方ができる可能性を示した」としている。

Reported by 宮川泰明(SPOOL

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