「3dRudder」がルームスケールVRに対応、椅子に座ったままで自在に移動が可能に

 フランスの3dRudder社は21日、VR/ゲーム用モーションコントローラー「3dRudder」の新機能として「VR解放モード(VR Unleashed Mode)」を発表した。

 3dRudderは座ったままVR空間内での移動操作が可能になる円盤状のデバイス。椅子に座った状態でキーボードの代わりに足を使って前後左右に操作することで移動コマンドを入力するもの。両手のデバイスを使わず移動コマンドを入力できるため、FPSなどのゲームの操作にも向いている。

 今回新たに追加された「VR解放モード」は、ルームスケールVR対応ゲーム内を自由に歩き回れるようになる機能だ。従来ルームスケールを使ったVRゲームの多くは、移動キーで移動するのではなく、移動先をポイントすることで目的地に瞬間移動するものが多かった。

 これはルームスケールが設定されている範囲はどんなに広くしても限界があり、ルームスケールの範囲外に出るために必要な操作方法だが、移動先に瞬間移動してしまうため臨場感に欠けるというデメリットがあった。

 しかし、VRゴーグルをつけた状態で通常のFPSのようにキーボードを使った移動をすると、実際に自分が動いていないのに視界が移動してしまうことになる。こうなると「VR酔い」が発生しやすく、人によってはものの数分で酔ってしまい、万人向けとは言いがたくなってしまうため、やむを得ない措置ともいえる。

 今回3dRudderでは、あえてこの「自分は移動しなくても移動操作ができる」という機能を追加し、ゲーム内でより高い臨場感を得られるようにした。これによりルームスケール対応ゲームである「Arizona Sunshine」や「The Lab」において、従来の瞬間移動ではなく、キーボードを使ったFPSのようななめらかな移動ができる様子をYouTubeで公開した。

 同社ではこれにより、従来のルームスケールと違い、椅子の上に座ったまま自在に動き回れる操作ができるため、疲労が少なく長時間のプレイに向いているとしている。

 3dRudderは元々Steam OpenVRをベースに開発されており、HTC VIVE、Oculus Rift対応コンテンツに対応している。VR解放モードは3dRudderのダッシュボード機能の一部として提供される予定。

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