Microsoft「HoloLens」の販売数は数千台、「しかしそれで十分」

 MicrosoftのMR(Mixed reality)ゴーグル、「HoloLens」。現在は開発者向けのキットが販売されており、2017年中にはサードパーティー製の互換ゴーグルが登場する予定だ。

 そのHoloLensの開発者向けキットが、グローバル(世界中)の市場で数千台の販売数にとどまる事が明らかになった。MicrosoftのHoloLens広報リーダー、Roger Walkden氏が英ニュースサイト「The Inquirer」のインタビューで語った。

・Microsoft HoloLens: Firm admits sales figures are in the 'thousands'
http://www.theinquirer.net/inquirer/news/3003380/microsoft-hololens-firm-admits-sales-figures-are-in-the-thousands

 Roger氏は販売数について「高価なものでもあるし、何十万、何百万という数を売ろうとはしていない。具体的な数字は言えないが、数千という規模だ」と話した。加えて「この結果には満足しているし、十分な数字だ」としている。

 世界で数千台というと少なく見えるかもしれない。しかし、現在Microsoftが販売しているのはあくまで開発者向けのキットであり、一般ユーザーを対象としていない。またRoger氏が言及したように、とても高価(国内の価格は税込みで33万3800円)だ。日本ではそのキットも国内販売が今年に入って始まったばかり。一般ユーザーが活用できるほどアプリが用意できているとは言えないだろう。今のところは、相応の規模で対応アプリの開発が進んでいると考えるべきなのかもしれない。

 Roger氏は「これは“バージョン1”であり、将来は別のバージョンが登場する可能性はある」とも語っている。現在のHoloLensは別途PCが不要な一体型ゴーグルだ。一方サードパーティー製の互換ゴーグルは299米ドルからと安価になる予定だが、動作にはPCが必要になるとみられる。すると、普及モデルとしてMicrosoftからも一体型でないHoloLensが登場する可能性はあるのだろうか。同氏は「ロードマップはある」としているが、内容については明らかにしていない。

Reported by 宮川泰明(SPOOL

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