Intelの一体型VRゴーグル「Project Alloy」が第4四半期に登場予定

 Intelの一体型VRゴーグルプラットフォーム「Project Alloy」の製品が2017年第4四半期に登場する。同社のCEO、Brian Krzanich氏が2017年1月5日~8日に開催された「CES 2017」のプレスカンファレンスで発表した。

 Project Alloyは2016年8月に開催した「Intel Developer Forum」で発表したプロジェクトだ。冒頭にVRゴーグルと書いたが、Intelは「Merged Reality」と呼んでいる。通常のVRと異なる点は、ゴーグルによって現実世界と切り離されるのではなく、現実世界にあるものを仮想世界に反映させるというところだ。AR(Augmented Reality)が現実世界にCGを重ねるのと反対だと考えると分かりやすいだろう。

 略すと「MR」だが、マイクロソフトは「HoloLens」の技術を「Mixed Reality」と呼んでおり、こちらも「MR」になる。混同を避けるため、今後は略さない方がよいかもしれない。

 Project Alloyのゴーグルはいわゆる一体型で、単体で動作する。センサーユニットやPC、スマホなど他の機器は不要だ。バッテリで動作するためケーブルで行動を制限されることもない。ゴーグル正面に同社のRealSenseカメラを内蔵しており、動きの検知はこのカメラで行う。カメラを通して現実世界を見ることも可能だ。

 プレスカンファレンスでは、2人がシューティングゲームを協力プレイする様子を見せた。ゲーム自体はVRのシューティングゲームと変わらないが、部屋にあるソファーなどの障害物がゲーム内のオブジェクトに見えるという演出になっていた。VRでゲームをプレイする場合、歩き回るエリアは片付ける必要がある。しかし、この方法ならゲームの一部として避けながら歩くことができる。

 最後に、Brian氏はProject Alloyをオープンプラットフォームにすると語った。互換ゴーグルを開発したい企業は指導やソフトウェアの提供といったバックアップを受けられる。2017年の第4四半期にはいくつかのパートナーから製品が登場するという。

 プレスカンファレンスの模様は以下のWebサイトで視聴できる。言語は英語のみだ。

・2017 CES: Intel Presents a World of Virtual Reality Experiences (Replay)
https://vimeo.com/intelpr/review/198142592/fcf1c60837

Reported by 宮川泰明(SPOOL

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