VRヘッドセット+体感シートで新次元の臨場感! VRライドシューティング「BLAST×BLAST」

 これまで「ドスパラVRパラダイス」にてプレイできたVR作品は、HTC Viveのルームスケールを活かして、3×4mの範囲を歩いて移動して楽しめるものがほとんどだった。ポジショントラッキングコントローラーと合わせて、全身でVR世界を楽しむというものだ。

 今回ご紹介する「BLAST×BLAST」は、それらのタイトルとはちょっと違う。VRライドシミュレーター「SIMVR」という体感型のシートに座り、VRヘッドセットとコントローラーを持ってプレイするという形だ。本作はVR世界の中でプレイヤーが乗り物に乗り、映像が自動で動いていく。遊園地で乗り物が動くアトラクションをライド系と呼ぶのになぞらえて、ライド系VRコンテンツと呼ばれるものの1つだ。

 「SIMVR」は、ゲーム内の展開と連動して揺れたり傾いたりする体感シート。プレイヤーはシートに座り、シートベルトを装着する。プレイ中、シートから振り落とされるほど大きな動きはしないが、VRヘッドセットを装着すると周囲が見えなくなるので、万が一の安全対策と思っていただきたい。

 本作はロボットのようなものに乗り込むイメージで、左右のコントローラーで武器を操る。使用する武器はゲームスタート時に、射撃用の「BLAST」と、剣を振る「BLADE」のどちらかを選択する。両方とも同じタイプにしてもいいし、1つずつ持ってもいい。

 ゲームがスタートすると、プレイヤーの視点はコクピットとなり、自動的に発進する。未来的な街へと突き進んでいくと、その途中で大量の兵士や兵器、ロボットと遭遇する。出てくるのは全て敵なので、両手の武器で片っ端から撃破していく。道中の敵から攻撃されることはほとんどなく、初心者でもやられる心配はない。大量の敵をひたすら撃破していくという爽快な内容だ。

 攻撃の際は武器によって戦い方が変わる。まず射撃用の「BLAST」を両手に持った場合、親指に当たるパッドに触れるとショットが連射される。また人差し指でトリガーを引くとチャージが始まり、一定時間が経ってから離すと巨大なチャージブラストを発射する。さらに両手のトリガーを引き続けると、多数の敵をロックオンしてホーミングレーザーを撃てる。

 剣の「BLADE」を両手に持った場合は、剣を振ることでその場所の敵に切りつけられる。剣は見た目以上に長く、意外と多くの敵を一度に倒せる。また剣を頭上に振り上げるようにしているとチャージが始まり、一定時間後に振りかざすと、三日月状のソニックブームが放たれる。通常の剣撃よりも広範囲、かつ遠くの敵にも攻撃できる。

 「BLAST」と「BLADE」を1つずつ持った場合は、「BLAST」を2つ持った時に使えたホーミングレーザーは使えなくなる(「BLAST」両手持ち専用の攻撃)。「BLADE」の使い方は2本時と同じだ。手にした武器によってプレイ感が大きく変わる。特に「BLAST」と「BLADE」を1つずつ持った時は、両方の使い分けが必要になるので頭を使う。

 プレイ中は画面がどんどん動き、次々現れる多数の敵を撃破していく。最後は巨大な敵ロボットも登場。他の敵とは違い1発では倒せず、何度も攻撃を浴びせながら、敵からの攻撃も返していかなければならない強敵だ。

 プレイの結果によってスコアが算定される。スコアランキングも搭載されており、他のプレイヤーとのスコアを競うこともできる。ランキングは基本的に店舗単位で集計されるが、本作の公式サイトでは他店舗のランキングも参照できるので、全国のプレイヤーとも腕を競える。

・BLAST×BLASTランキング(ドスパラVRパラダイス)
http://blastblast.net/ranking.html?id=dospara

 どんなゲーム内容かは、一度見ていただければすぐにわかるシンプルなもの。ただ実際にプレイしてみると感覚はまるで違う。ヘッドセットでVR空間が広がり、「SIMVR」による動きが加わるインパクトは想像以上。最初は意外と大きな動きにびっくりするが、シートの動きとゲームの挙動が見事にマッチしていて、始まってたった数秒であっという間にゲーム空間に没入してしまう。

 「SIMVR」を使う利点はもう1つある。ライド系VRコンテンツでは、ゲーム画面が勝手に動く、つまりプレイヤーが想定していない動きをすることによって、車酔いと同じような酔いの症状が出やすい。本作はコンテンツ段階で酔いに対する配慮がなされている上、「SIMVR」の動きがあることによって、ゲーム内の挙動とプレイヤーの実感のズレが少なくなるため、ライド系でありながら酔いがほぼ発生しない。

 VR空間で両手の武器を自在に操れる楽しさと、次から次へと新たな展開が見られるライド系コンテンツの面白さを、「SIMVR」との連動でリアルに表現、かつ酔いの問題も解決している。グラフィックスの美しさなどコンテンツ自体のクオリティも非常に高い点も評価できる。

 「SIMVR」というデバイスが1つ追加されたことによって、VRコンテンツとしての表現のレベルが一段上がっている。「VRってこうだよね」と語りたいなら、本作はぜひ一度プレイしていただきたい。なお本作は今のところ一般販売はされておらず、VR専用スペースやイベントでのみ展開中。「ドスパラVRパラダイス」では12月22日より、同施設では初の有料コンテンツとして、1プレイ500円(税込)でプレイできる。

・BLAST×BLAST
http://blastblast.net/
・SIMVR
http://simvr01.com/

(C)TSUMIKI SEISAKU

Reported by 石田賀津男

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