300ドル以内をうたう一体型AR/VRゴーグル「Okularion」がKickstarterに登場

 価格の問題は、新しい技術が登場した際に必ず通る道だ。ARやVRに興味がある人も、対応するPCやスマートフォン、ゴーグルが高価だということがハードルになっているだろう。

 そんな中、クラウドファンディングサービスの「Kickstarter」に非常に低価格なAR/VRゴーグルが登場した。HKLA Studioの「Okularion」だ。「2個のコントローラー付きで300米ドル以下のAR/VRゴーグル」とうたっている。

・OKULARION: The First Wireless Mixed Reality Headset
https://www.kickstarter.com/projects/529725519/okularion-the-first-wireless-mixed-reality-headset/description

・HKLA StudioのWebサイト
http://hklastudio.com/en_US/

 Okularionは、いわゆる「一体型VRゴーグル」だ。PCやスマートフォンといった外部デバイスが不要で、ゴーグル単体で動作する。スペックの異なる2機種を用意しており、下位の「Basic」モデルはSoCにMediatekのMT8321を採用、16GBのストレージを搭載している。上位の「Pro」はSoCがQualcomm TechnologiesのSnapdragon 821、ストレージが32GBとなる。本体色は白とグレーの2種類だ。バッテリで動作し、完全なワイヤレス環境で利用可能。コントローラーが2個付属するので、両手を使った操作にも対応できそうだ。ゴーグル右側にあるボタンでも操作できる。

 コンテンツ面では、独自のプラットフォームを使用する。ゴーグルにはSDKやサンプルプロジェクト、サンプルゲームが付属し、開発者が開発をしやすい環境を作るという。一方、OpenVRなど既存のプラットフォームへの対応はうたっていない。下は付属する「VR Destruction Driving Game」の画面。

 製品の開発は90%まで来ており、今回のファンディングはゴーグルやコントローラー、ソフトの最後の仕上げのために使うとしている。支援のプランは複数あり、250米ドル以上でBasic版、450米ドル以上でPro版をもらえる。Basic版については、期間を限定して200米ドル、225米ドルでもらえるプランも用意している。ファンディングの期間は2017年1月29日までで、目標金額は25万米ドル。製品の出荷は2017年4月の予定。日本にも25米ドルの追加で発送可能だが、Bluetooth端末として技適に対応しているかは不明。

 写真を見る限り、現時点でもゴーグルの完成度は高い。コンテンツがどれだけ登場するか、入手方法がどうなるかといった点には少し不安が残るが、実現すれば最安クラスのゴーグルとなるだろう。

Reported by 宮川泰明(SPOOL

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