VR版「セカンドライフ」になるのか。High Fidelityが2200万ドルを追加で調達

 「セカンドライフ」を覚えているだろうか。仮想世界で自由に過ごせるというLinden Labのソーシャルサービスだ。国内でも一時期流行したが、今では名前を聞く機会もあまりなくなった。サービスは今も続いているが、日本での知名度はほとんどないと言ってよいだろう。

 現在、「High Fidelity」という「VR版セカンドライフ」とも言えるプロジェクトが進行している。開発しているのはサービスと同じ名前のHigh Fidelity社だ。同社のCEOはLinden labを創設したPhilip Rosedale氏。セカンドライフ同様、仮想世界で物を作ったり、人と交流したりと「なんでもできる」ことを目指している。

・High FidelityのWebサイト
https://highfidelity.com/

 2016年12月12日、ニュースサイトの「Road to VR」は同社が2200万ドルの資金調達を行ったと報じた。過去に調達した1745万ドルと合わせ、およそ4000万ドルという巨額を集めたことになる。海外の投資家はVRでのソーシャルコミュニケーションに大きな期待を寄せているのが伺える。

・VR Metaverse Company High Fidelity Raises $22 Million in New Funding
http://www.roadtovr.com/vr-metaverse-company-high-fidelity-raises-22-million/

 一方で、Road to VRは懸念もあるとしている。似たサービスがいくつも立ち上がっている点だ。「AltspaceVR」「VRChat」「JanusVR」といったサービスがいずれも資金調達に成功している。Philip氏の古巣となるLinden labの「Sansar」も近いコンセプトだ。さらに、VRでのコミュニケーションツールはFacebookも開発を進めている。市場は拡大しているものの、その分ライバルも多い。

Reported by 宮川泰明(SPOOL

この内容で送信します。よろしいですか?