全身を使った体感VRシステムが登場するか。AxonVRが資金集めを完了、製品化へ

 2016年12月7日、VR向けの体感デバイスを開発している米AxonVRが資金集めを終了した。ニュースサイトの「Road to VR」が報じた。集まった資金は、VRの感覚フィードバックを開発する企業としては最大となる580万米ドルに達したという。

・AxonVR Raises $5.8 Million Seed Investment for Advanced VR Haptics
http://www.roadtovr.com/axonvr-raises-5-8-million-seed-investment-advanced-vr-haptics/

・AxonVRのWebサイト
http://axonvr.com/

 AxonVRは2012年に設立した会社。VR向けの体感入力デバイス「HaptX」を開発している。デバイスというとコントローラーを連想してしまうが、これは全身を覆うスーツだ。ユニークな点は、VR内で触れた物の硬さや温度まで感じられること。「HaptX Skeleton」と組み合わせて使い、VR空間を歩いたり、階段を登ったりといったことも感触を感じながらできる。以下の画像は同社のWebサイトで公開している動画の一部だ。HpatXがどのようなものかイメージをつかめるだろう。

 AxonVRは同社のWebサイトでデモ用の装置を体験した人の映像を公開している。小型の鹿を手に乗せるデモでは、体験者が「鹿の足がどこに乗っているかが分かる」と話しており、VR内のものに触れるという点ではかなりハイレベルなものになっているようだ。

 Road to VRによると、HaptXのプラットフォームはテーマパークやアーケードでの利用を想定しており、2017年には製品化されるようだ。VR空間を自由に歩き回れるシステムとしてはVirtuxの「Omni」もあるが、こちらはあくまで移動用の入力デバイスだ。それに対して、HaptXは全身の感覚をVR内に取り込むアプローチ。実現すれば、家庭ではできないワンランク上のVR体験になりそうだ。

Reported by 宮川泰明(SPOOL

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