剣で切り付けた感触が伝わるVR用コントローラーが登場するかも? メーカーが資金調達に成功

 VR用の入力デバイスはまだ黎明期と言ってよいだろう。VRゴーグルにより仮想世界に入ることはできるが、その中でできることはまだまだ限られている。なぜかと言えば、入力デバイスが未成熟で、ポインターで示す、ボタンを押して決定するといった単純な入力しかできないからだ。仮想世界からのフィードバックも、コントローラーが震えるといった簡単なものに留まっている。そのため現在も様々な企業がVR用コントローラーを開発している。

 2016年11月17日、Tactical Hapticsという企業が220万米ドルもの資金調達に成功したと「Road to VR」が報じた。同社はユタ大学の准教授だったWilliam Provancher氏が2013年に設立したばかりの会社で、VR内の感触を手に伝える技術「Reactive Grip」を開発している。今後は製品化を目指し、まず開発キットとサンプルとなるミニゲームを作成する。Oculusの「Rift」とHTCの「Vive」に対応させるとしている。

・Tactical Haptics Raises $2.2 Million to Build Haptic VR Controller Dev Kit
http://www.roadtovr.com/tactical-haptics-2-2-million-seed-investment-grant-haptic-vr-controller/

 同社のコントローラーは、持ち手にスライドする部分を設け、その動きによって反動などの感触を伝える。これにより、銃を撃った反動、剣で刺したり切ったりした時の感触、フレイル(棒の先端に鎖でつながった鉄球を取り付けた武器)を振り回した時の感触などを感じられるという。

 イメージは以下の動画を見た方が分かりやすいだろう。

 冒頭の写真は同社のコントローラーにOculusの「Touch」を取り付けたもの。しかし、Road to VRのインタビューによると、製品ではトラッキングシステムは内蔵する予定だという。トラッキングの実装方式を決めるには様々な要因があるため、まだ正式には決まっていないとした。先日紹介した通り、HTCはViveが採用するトラッキングシステムをオープン化した。Oculusも同社のトラッキングシステムをオープン化する予定がある。場合によっては、Rift用、Vive用と製品が分かれるのではなく、初めての両対応コントローラーになる可能性もあるだろう。

Reported by 宮川泰明(SPOOL

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