Max Payne3【ゲームレビュー】

これぞハードボイルド。映画風の演出が光るTPS「Max Payne3」

これぞハードボイルド。映画風の演出が光るTPS「Max Payne3」

「Max Payne 3」は「Grand Theft Auto」シリーズなどでお馴染みのRockstar Gamesが世に送り出したTPS(サードパーソンシューティング)だ。

家族を殺された元刑事「マックス・ペイン」の物語を描いたシリーズで、本作はシリーズの3作目にあたる。
前2作の続きになるストーリーで、主人公はニューヨーク市警を辞し、ブラジルの実業家のボディガードとして働いているところにギャングの襲撃を受け、事件に巻き込まれていく。

本作は全編を通じて主人公の男としての渋さ、カッコ良さをアピールする。映画のような作品だ。

マックス・ペイン」は完璧な男ではない。酒とドラッグに溺れる陰鬱な日々を過ごしているような人間だ。
ボディガードとしての役割を果たしながらも、護衛対象の息子や同僚に皮肉を言ってみたりする。そんな演出がハードボイルド映画の主人公のようにダンディでカッコいい。

マックスは心に深い傷を負っており、酒とドラッグに逃避する人生を過ごしている


また賛否両論あると思うが、本作はムービーシーンが非常に多い。
「ムービー → 戦闘シーン → ムービー」といった具合だ。

本作のムービーシーンは「誰かが出てきて喋るだけ」というあっさりとしたものではなく、エフェクトをかけたり、キーとなる単語をムービーに重ねて表示したりと、ムービー1つ1つが映像作品のようになっている。

■エフェクトをかけたり、単語を重ねて表示したりと工夫されている


ムービー以外でのシーンでも、主人公の語りのシーンが多く、性格や考えがわかる。

華々しさとは程遠い人生を過ごしてきた主人公の哀愁を感じさせ、本作全体の渋さをさらに増すような演出になっている。

主人公の語りも哀愁があってカッコいい


続いてシステム面を見ていこう。
基本的なシステムは一般的なTPSとそれほど変わりはない。特筆すべきなのは、本作の「バレットタイム」システムだ。
このシステムは一定時間主人公の周りがスローモーションになるというシステムだ。映画「マトリックス」などの映像作品で使用される演出を想像していただくのがわかりやすい。

このシステムを使うことで敵を狙いやすくなり、攻略の手助けになるのは当然として、何より映画的な演出がカッコいい。ゆっくりと狙いを定めやすくなるのはもちろん、一気に複数の敵にヘッドショットを決めていくというスタイリッシュな戦い方も可能だ。

「バレットタイム」は使用するとゲージを消費していき、ゲージがなくなると発動できなくなる。
ゲージは敵を倒すことで溜まっていくので、上手くゲージを溜めつつ、ここぞという時に発動させるのが良いだろう。

また「バレットタイム」とほぼ同じシステムとして「シュートドッジ」というのもある。
こちらは前後左右どちらかに銃を構えて飛ぶと発動し、地面に着地するまでの間、スローモーションになる。こちらは体のコントロールができないというデメリットがあるが、その分ゲージの消費が低く抑えられている。

「バレットタイム」と「シュートドッジ」は戦闘を大きく助けてくれる。何よりもハードボイルドでカッコいい


体力は自然回復しないためTPSとして見ると難易度は少し高めになっていたり、世界観を重視するためか、独特の色使いのせいで敵やアイテムの位置がわかりにくいなど、いくつか気になる点もある。

だが本作にはそれらを些細なことにするほどの魅力がある。

ハードボイルド映画のような重厚なストーリーと世界観、演出が楽しめる唯一無二の作品となっている。ぜひプレイしてみて欲しい。

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Reported by DENPA IS CRAZY

 

 


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