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インタビュー株式会社ウェブテクノロジ

株式会社ウェブテクノロジ
 ゲーム好きの方ならば、ゲームの開発ソフトウェアといえば、主要なゲームエンジンであるアンリアル・エンジン(Unreal Engine)やユニティー(Unity)の名前を聞いたことはあるでしょう。
 しかし、それらゲームエンジンで開発されたゲームをプレイすれば必ず目にすることになる、ゲーム内のアニメーションやアクション時のエフェクト。その制作に特化した、ゲーム開発用のミドルウェア(ゲームエンジン内で使用される拡張ソフトウェア)があることは、ご存知ですか?
 今回、そんな用途特化型のゲーム開発用ミドルウェアの中でも、最も活用されているソフトのひとつ、OPTPiX SpriteStudio (スプライトスタジオ)の開発元であるウェブテクノロジさんにお邪魔して、SpriteStudioの魅力や今後の展望についてお話を伺いました。 SpriteStudioは、汎用の2Dアニメーション作成ソフトで、素材を用意して配置し、動きの演出などを設定するだけで、だれでも簡単にアニメーションを作り上げられます。この種のソフトとしては価格も安く、十分な機能を持っている上に、インディーゲーム開発者向けに用意されている6ヵ月無料のインディーライセンスや、アカデミックライセンスなど、導入の敷居の低さには目を見張るものがあります。
  • セールス・コミュニケーション部マネージャ 浅井維新氏

    セールス・コミュニケーション部
    マネージャ

    浅井維新 氏

  • セールス・コミュニケーション部インターン生 田口氏

    セールス・コミュニケーション部
    インターン生

    田口 氏

『OPTPiX SpriteStudio 5(以下、SS)』はミドルウェアという位置づけだと思いますが、どのようなことができるツールでしょうか?

  • 浅井 氏
  • まずミドルウェアというくくりで考えるよりは、UnrealEngine4(以下、UE)やUnityといったものはあくまでゲームエンジンであり、SSは2Dアニメーションツールと考えたほうがわかりやすいですね。

SSは、2Dアニメーションのデータを作成でき、各ゲームエンジンで使えるファイルに変換してくれるツールということでいいのでしょうか。

  • 浅井 氏
  • そうですね。大体のゲームエンジンには対応していますね。日本ではUE、Unityが有名ですが、最近使われるようになってきた「Cocos2d-x」などにも対応しています。

2Dアニメーションツールと言っても、ゲーム開発に使われるツールということで、難しそうなイメージがあるのですが……。

  • 浅井 氏
  • もちろん、SSはゲーム開発に使われているのですが、それだけではなく、アニメを作るためだけに使ってくださっている方も結構いるんですよ。じつは弊社のWebページのトップで見られるアニメーションは、ゲーム用に作られたものではなく、とあるクリエイターの方がアニメを作りたくてSSを使用して、完成させたものなんです。その作品を弊社がお借りして、公式Webで使わせて頂いています。でも最初に、「このアニメーションはSSで作ったんです」って言われたときは、こんなクオリティのアニメーションをSSで作れるなんて社内で誰も想像してなかったので、「嘘つくな! こんなスゴイアニメがSSで作れるわけがない!」って言いました(笑)

スプライトスタジオの画面

SSで実際にアニメーションを作るのは難しくないのでしょうか?

  • 浅井 氏
  • デジタルで絵が描ける人なら誰でも簡単に作れると思いますよ。描いた絵をパーツごとに切り出して、パーツ単位で動かすイメージなんです。極端な話ですが、手描きのイラストをスキャナーで取り込んでそれをアニメーションさせることだってできます。デジタルイラスト制作の初心者でも、使えるようになっているんです。

SSのインターフェースは、かなりシンプルに見えるのですが、これも初心者に配慮したものなのでしょうか。

  • 浅井 氏
  • たくさんの機能やアイコンを用意して、プロ用ツールとして特化してもいいのかもしれませんが、それでは使う人が限られてしまうと思うんです。もっと簡単に言うと、人に教えるのが面倒なソフトは作りたくないんです。使い方を簡単に教えられるからこそ、使ってみようとか、すすめてみようと思っていただけると思います。なによりSSが使いにくかったら、僕が人に教えるのにうんざりしちゃうし、売る気もなくなっちゃいます。

スプライトスタジオの画面

SSは無料で使用できるものがありますが、こちらはどういった意味合いがあるのでしょうか?

  • 浅井 氏
  • SSは、トライアル版、インディー版を公開していますが、ふたつともできることは製品版と同じなので、まずは気軽に使ってもらいたいですね。イラストは描けるけど、アニメーションは未経験、といった方々にはインディーライセンス。これはとりあえず半年使えるので、半年後に上達してたら更に半年延長なんてことも出来ます。いずれにせよSSは気軽に使っていただいて、クリエイティブの感性を育ててほしいんです。そしてできた作品は、ツイッターやFacebookなどのSNSでドンドン公開してほしいですね。そうすると中の人たちが喜びます。ちなみにアカデミック版というものもあり、学校などで使えるバージョンも用意しています。田口はインターンなのですが、学校でSSを使っていたというタイプですね。

学校でSSを使っていたということですか?

  • 田口 氏
  • はい。先生が当社を既に知っており、2年ほど前に学校のパソコンにSSをインストールしてもらい、自由に使えるようになったんです。それまではフリーのアニメーションツールを使っていたのですが、SSが導入されてからはあまりの使いやすさに、SS一本になりました。

学生の方にどのように使って貰いたいという希望などはありますか?

  • 浅井 氏
  • 学生の方で、絵を描けるという人は、SSを活用してアニメーションの勉強をしていただいて、就職に有利なスキルを身につけてもらいたいです。テンプレートを少し改良した程度のポートフォリオでは、就職できないと思います。自分でキッチリと作り込んで作品にするということを社会に入る前に勉強してもらいたいですね。

田口さんはSSを普段から使っているという立場でもありますが、ツールが進化していくうえで、一番印象に残ったバージョンアップはいつでしたか?

  • 田口 氏
  • 変な話かもしれませんが、今日(2016年1月19日)なんです。実は今日アップデートがあって、バージョン5.6になりました。今回のアップデートで一通りの不満がなくなった感じなんです。
  • 浅井 氏
  • 田口は弊社で仕事をしてくれてはいますが、ひとりのユーザーでもあります。そんな彼が今回のバージョンアップについて、いい表現をしてくれました。「痒いところに手が届く」という言葉がありますが、「痒いところがなくなった」と言ってくれたんです。「嘘つくな! そんなデキがいいわけがない!」っていいましたけど(笑)。これは開発をしている私たちにとっては、ありがたい言葉だと受け取っています。
  • 田口 氏
  • ひとつ前のバージョン5.5で、パーティクルアニメーションを簡単に作られるようになったのも印象的でした。この機能で2Dでありながら爆発や花火などの3D的なエフェクトが簡単に表現できるようになりましたからね。

インタビュー写真

バージョンアップにはやはり、ユーザーの意見が反映されているのでしょうか?
またそのユーザーの意見はどのように吸い上げているのでしょうか?

  • 浅井 氏
  • もちろんユーザーの意見も反映しているところはあります。しかし、すべての意見を反映することはできません。ユーザーのスキルレベルもそれぞれなので、ハイレベルユーザーの意見だけを聞いてしまうと、ツールがハイレベルユーザー専用の機能ばかりになってしまいます。それは避けたいので、まんべんなく意見を取り入れるということを常に考えています。機能のリクエストについてですが、製品版を使用していただいているゲームメーカー様などからは意外と出てこないんです。やはりというか、プロの方は使い勝手が少しくらい悪くても、創意工夫して使うことで、なんでもできてしまうんです。弊社ではSSの勉強会を開くことがあるのですが、SSを使うのが初めての方や、初心者ユーザーの方が結構いらっしゃいます。そういった方に無記名アンケートを書いてもらったりすると、様々な意見をいただけることが多いです。そこには本当にみんなが困っていること、不満に思っていることがあるんです。そして、「ほらみろ、みんな不満たらたらで使ってるんじゃないか!」ということで、次のバージョンへの課題にさせていただくわけなんです(笑)。

では今後のバージョンアップの予定があれば聞かせてください。

  • 浅井 氏
  • 現在は、マイナーアップデートとなるバージョン5.7、それと、メジャーバージョンアップにあたるバージョン6を並行で開発しています。バージョン6の正式なリリースはまだ先ですが、このメジャーバージョンアップでは、バージョン5のデータとの互換性を持たせて設計しています。ですので安心して今のうちからSSに慣れておいていただきたいですね。

今後どのような展開を考えていらっしゃいますか?

  • 浅井 氏
  • 決定事項ではありませんが、steamで販売したいと考えています。裾野を広げたいということもありますし、世界の人がSSでどんな作品を作ってくれるのかを見てみたいですね。スゴイ作品を公開してもらって、SSで作ったよってアピールしてもらいたいです。もちろん最初に見せていただいたときには、「嘘つくな!こんな作品をSSで作れるわけがない!」っていいますけどね(笑)
インタビュー写真
 皆様が常日頃から楽しんでらっしゃるゲームは、様々な最先端の独創的なテクノロジーによって生み出されています。そして、当社サードウェーブデジノスは、そのテクノロジーが開発され、使われる場を支えています。ユーザーの皆様がより深くゲームの世界を知り、楽しんでいただけたら、幸いです。

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