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【製品レビュー】EDIUSレビュー

株式会社UVN 大和田 弘幸

ドスパラのBTO PC「Prime Raytrek-V EDIUS 6 / Neo3 推奨モデル」をお借りすることができた。
第2世代となる「インテル Core i7-2600プロセッサー」と、B3ステップとなったH67チップセットマザーボードからなる高性能パソコンだ。

今回はグラスバレー株式会社の「EDIUS Neo 3」を使用したビデオ編集やファイル出力を通して、その操作感やエンコードスピードについて検証する。

Prime Raytrek-V EDIUS / Neo3 推奨モデル 検証機材の構成

はじめに「Prime Raytrek-V EDIUS 6 / Neo3 推奨モデル」の主な仕様について確認しておこう。

CPU Intel® Core i7-2600 クアッドコア/定格3.40GHz/TB時最大3.80GHz/L3キャッシュ8MB/HT対応
マザーボード インテル® H67 Express B3ステッピングチップセット搭載ATXマザーボード
ディスプレイアダプター CPU内蔵グラフィックス (インテル® HDグラフィックス)
メモリー 4GB PC3-10600 (DDR3 SDRAM, 2GB x2, デュアルチャネル, 最大 16GB)
HDDU 2TB ハードディスク (SATA 6Gb/s 接続) x 2台
光学ドライブ Blu-Rayドライブ (SATA接続)
OS Windows® 7 Professional 64 bitインストール済み
(カスタマイズにて選択。標準はWindows® 7 Home Premium)
電源 550 W 静音電源 (DELTA ELECTRONICS 製)

「SandyBridge」、「IvyBridge」と呼ばれる第2世代、第3世代の インテル Core プロセッサーは、CPUに内蔵されたGPUを利用したH.264/MPEG-2 ハードウェアエンコードエンジン、「インテル クイック・シンク・ビデオ(以下IQSV)」を搭載している。

現状、この「IQSV」の機能は、「SandyBridge」「IvyBridge」のCPUと、「H67」「H77」などのCPU内蔵グラフィックスが有効になるチップセットとの組み合わせでしか利用できない。チェックを行ったPrime Raytrek-V EDIUS 6 / Neo3 推奨モデルはこの条件を満たしている。ビデオ編集用の素材にはAVCHD収録のファイルを用意した。

また、ビデオ用ハードディスクとしてKingtechからareca製「ARC-4030ML」RAID Boxと「ARC-1222X」SAS RAID Controller をお借りした。

EDIUS Neo 3 でのAVCHD編集

現在、Grass Valleyの「EDIUS Neo 3」の最新バージョンは3.01 で2011/02/15 にアップロードされている。こちらのバージョンから「IQSV」を利用した H.264ハードウェアエンコード機能が追加されている。
手元のパッケージは3.00だったため、同社のサイトからダウンロードしてインストールを行った。

EDIUS Neo 3を起動して、スタートアップからプロジェクトの新規作成をクリック、表示されるプロジェクト設定でプリセットを選択するか、必要ならプリセットを変更してプロジェクトを作成する。

用意したAVCHD素材は、「ソースブラウザ」でフォルダを選択するだけでサムネール表示できる。テープレスのカメラの場合、複雑なフォルダ構造を持つことが多いのだが、ルートのフォルダを選択するだけで、ここから「プレビューウィンドウ」で再生したり、「プロパティ」を確認することもできる。

必要なクリップは、右クリックからビンへの登録と転送でプロジェクトに読み込む。

簡単なシーケンスを作ってみた。
タイムラインにクリップを並べ、エフェクトを追加して、再生してみる。

これくらいのシーケンスならAVCHDネイティブファイルもリアルタイム再生が可能。軽快に編集を進められる。

AVC/HD ネイティブファイル再生について

実験的にいくつかビデオトラックを重ねて、AVCHDネイティブファイルのままで、どこまでリアルタイム再生が可能かを試してみた。

3レイヤーの場合で検証

3レイヤーまではコマ落ちもなく、スムーズに再生することができた。バッファも十分確保されている。

4レイヤーの場合で検証

4レイヤーになると、リアルタイム再生とはいかないようだ。
画面、右下のバッファ表示を見ていただければお解りいただけるだろうか。

「インテル クイック・シンク・ビデオ」のエンコードスピード

AVCHDファイルに出力

それでは編集した「30秒」の短いシーケンスをファイルに書き出してみよう。

エクスポーターを選び、出力をクリック。

保存場所、ファイル名を設定して、保存ボタン。

プログレスバーが表示されるが、わずか『19秒』でエンコードが終了した。


同じシーケンスを、EDIUS Neo Ver.3.00でエンコードしてみたが、こちらは『1分39秒』もかかった。
「IQSV」を利用することによりエンコード時間はおよそ5分の1に短縮されたことになる。
今回は特にフィルターや複雑なエフェクトを掛けていないことなどもあり、すべてのエンコードが5分の1なるとは思えないが、この差には驚きを覚える。

DVD/ BDに出力

次にDVDとBDに出力してみよう。

出力ウィンドウが開いたら、ファイル、あるいはプロジェクト内のシーケンスを選んで追加する。

スタイルやメニュー画面を調整して

出力開始。
今回はイメージファイルができるまでの時間を測定した。


およそ40分のメニュー付BD用イメージファイルの作成に『24分』、DVD用イメージファイルは『12分30秒』という結果になった。

「H67」チップセットと「SandyBridge(Core i7-2600)」の処理能力の高さをご紹介出来ただろうか。
今回ビデオ編集スタジオにこのPrime PCを持ち込んで、スタッフにも編集してもらった。
始めはエンコード時間の速さに注目が集まったが、みんな「EDIUS Neo 3」での軽快な操作感が気に入ったようだ。
皆さんも、ご自身でPCに触れ、そのスピードを体感してほしい。

EDIUS 6 で4Kムービー

grass Valley EDIUS Neoの上位には、プロの中にもファンの多い「EDIUS 6」がある。

EDIUS Neo 3では扱えるプロジェクトの最大解像度は1920 x 1080ピクセル のFull HDサイズまでだが、EDIUS 6では、デジタルシネマで使われる4Kサイズ、4096 x 2160 ピクセルまで対応している。また独自の「grass Valley HQ Codec」も進化を遂げ、「grass Valley HQX Codec」となり、10bitに対応、もちろん4K解像度までサポートしている。

ここではPrime Raytrek-V EDIUS 6 / Neo3 推奨モデル「SandyBridge(Core i7-2600)」上で4Kプロジェクトが再生できるか試してみる。

プロジェクト設定で、フレームサイズをカスタムにし、サイズ、フレームレートを指定。レンダリングフォーマットでgrass valley HQXを選択する。

4Kの動画素材が手元になかったため、一眼レフカメラの静止画を4Kサイズに切りだして読み込み、エフェクトを追加してアニメーションさせる。

1レイヤーのみのシーケンスだが、再生してみる。
コマ落ちばかりで、リアルタイム再生には無理がある。タイムラインスケールに赤と黄が表示されレンダリングが必要なことがわかる。HQX Codecでレンダリングをかける。

レンダリング後は再生できているようだが、一部でコマ落ちする部分もある。
ラフプレビュー程度にとどめておいたほうがよさそうだ。


ミドルレンジクラスのこのPCでも、4Kムービーの編集の可能性が見えてきた。チューニング次第でまだまだパワーアップが図れそうだ。

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