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GALLERIA×Rascal Jester

「プロゲーマーという存在を世間に認知してもらいたい」プロゲームチーム「Rascal Jester」に聞く

GALLERIA×Rascal Jester

 皆さんは「プロゲーマー」という職業をご存知だろうか。ピンと来ない人も多いだろう。国内でプロとして活動している人は少なく、明確な定義も無いからだ。しかし海外にも目を向けると、ゲーム競技でプロとして活躍する人々は多く存在する。今回、国内のプロゲームチーム「Rascal Jester」(ラスカル・ジェスター)にインタビューする機会を得た。本記事を通して、プロゲーマーへの理解を深めてもらえればと思う。 2015年12月、ガレリアはRascal Jesterとサポート契約を交わした。オフシーズンでは店頭イベントなどでメンバーを目にする機会もあるだろう。

Rascal Jesterのチームメンバー。左からcogcog氏、Scotty氏、Rkp氏、Lillebelt氏

練習部屋の様子。基本的にPCしかなく、集中して練習に取り組む

 Rascal Jesterは、メンバー全員が同じ家で生活するという「ゲーミングハウス」方式で活動している。全寮制の会社と考えてもよいだろう。全員が同じ場所で活動することでコミュニケーションが取りやすくなり、練習の質も上がる。専任のコーチを迎えるなど、アスリートさながらのトレーニングを積んでいる。  プロゲーマーの扱うゲームは主に対戦型で、「eスポーツ」とも呼ばれる。海外の大きな大会では数億円に上る賞金が用意されることもあり、まさにゲームタイトルを利用した競技だ。それに参加するプロチームがあり、スポンサーとなる企業があり、他のスポーツと変わらない盛り上がりを見せる。

 ところが、国内ではプロゲーマーという言葉自体に馴染みがなく、それほど大規模な大会も聞かない。Rascal Jesterのマネージャーを務める大川孝行氏に、国内のプロゲーミング事情について話を聞いた。

選手達が使うのはサードウェーブデジノスから提供されたゲームPC「ガレリア」。Core i7-5820KにDDR4 16GB、GeForce GTX 970とパワフルな構成だ

Rascal Jesterのマネージャー、大川孝行氏。日本におけるプロゲーミングのシーンについて熱く語った

Q. Rascal Jesterはどのゲームで活動しているのですか。

【大川氏】「League of Legends(リーグ・オブ・レジェンド)※1」(米Riot Games、以下LoL)のチームです。元は別のチーム名で活動していたのですが、LoLの日本リーグが始まったのを機に「Rascal Jester」と改名しました。それまでもチームの仕事はしていましたが、私がマネージャーとして参加したのは2014年の春頃です。現在は「Counter-Strike: Global Offensive※2(カウンターストライク:グローバルオフェンシブ)」(米Valve)のチームもいます。ゲーミングハウスで生活しているのはLoLのメンバーです。

※1…「League of Legends」は「MOBA(Multiplayer Online Battle Arena)」と呼ばれるジャンルのオンラインゲーム。5人対5人で戦い、相手陣地にある「ネクサス(本陣)」を先に破壊したチームの勝利となる。

※2…Counter-Strike: Global Offensive」は「FPS(First Person Shooter)」と呼ばれるジャンルのオンラインゲーム。一人称視点でキャラクターを操作し、多くの場合は銃火器を使用して相手キャラクターを倒す。ゲームモードによって勝利条件が異なる。

Q. 日本では「ゲームのプロ?」と思う人も少なくないと思います。プロゲーマーとは、そもそもどういうものなのでしょうか。

【大川氏】一般的に、大会に出て賞金を稼ぐ、または所属チームから給料を得て生活している人、と言ってよいかと思います。プロチームに所属して年俸を得る、と考えれば、プロスポーツとほぼ同じと考えてよいと思います。米国、韓国、欧州といった地域ではプロゲーマーとして生活している人が増えています。

 盛んな国では優秀なプレイヤーへの報酬も高く、最近市場が急成長している中国などでは月給で100万円クラスという例もあります。そういった地域と比べると、日本はまだまだ遅れています。ただ期待されている面もあり、LoLでは運営会社の日本法人ができ、eスポーツをマーケティングの軸として展開しています。日本サーバーも稼働が予定されています。
(注:2016年1月現在)

Q. 国内でプロゲーマーの認知度が低いのはなぜでしょうか。

【大川氏】様々な要因がありますが、イメージによるものが大きいと思っています。テンプレートみたいなもので「ゲームばっかりしてないで(勉強しなさい)」というのがありますよね。もちろん義務教育は大事ですが、これに代表される空気感が、多くの人々をゲームに対して消極的にさせていると思うんです。私はゲームがうまいことは一つの才能だと思っているのですけど、世間ではあまり認められない。つまるところ、日本は国全体の雰囲気として、ゲームをプレイすることに対するイメージがよくないんです。画面と長時間にらめっこしていて、何をやっているのか分からない、というようなイメージですね。

 せっかく人より秀でた技術があるのに、それが認められないというのはもったいない。より多くの人に認めてもらうためにも、プロゲーミング全体の地位を向上させたいと思っています。

 私がやりたいのは、プロゲーミングという業界を確立するということです。実は、プロゲーマーの選手生命って短いんです。例えば競争の激しい韓国ではピークが17、18才頃と言われています。24才くらいには引退してしまいます。日本ではそこまでではないのですが、例えば30才に引退したとして、その先どうするのかということも考えなければいけません。

 eスポーツは10年以上の歴史があり、これまでに世界で戦えたチームもありました。しかし皆引退した後、関わるための受け皿がなく、人材のライフサイクルが上手く形成できていません。eスポーツのブームが来ても、うまく乗れずに流行りが去ってしまう、しばらくそういった状況が続いています。だから今のプレイヤーには、引退してゲーム以外の分野で働くにしても、eスポーツの業界に関わってほしいと願っています。

 Rascal Jesterのメンバーは、できれば引退後もRascal Jesterで働けるようにしたいと思っています。コーチとか、アナリスト、経理、用意できることはたくさんあると思うんです。次の世代の人達に、eスポーツは一生の仕事にできるんだと思えるようにしたい。引退後の働き方が見えないのでは、若い人に関わりたいと思ってもらえないじゃないですか。そういう意味でも、Rascal Jesterのメンバーには働くということ、仕事をするということを意識してもらうようにしています。

Q. ゲームのイメージ改善のためにどのようなことができると思いますか。

【大川氏】大きな目標の一つに、日本を代表するような企業にスポンサーになってもらいたいというものがあります。今はPCメーカーやデバイスメーカーといった、関連する業界からのスポンサーシップが主で、いわば閉じた業界です。これをもっと広げていきたい。誰でも知っている大企業の名前が入っていれば、世間のイメージも変わると思うんですよね。

 もう一つ、学校の近くにゲーミングスクールがあってもよいと思っています。囲碁将棋クラブのようなイメージです。放課後に子供たちが集まる場所になれば、地域の防犯やコミュニケーションの機会としても役立ちます。

 やはりプロを目指す際には、家族の応援が絶対に必要です。eスポーツが盛んな韓国でも、プロを目指すことは反対されることが多々あります。そもそも職業として確立されていない日本ではなおさらです。すぐには無理ですが、そういった取り組みを通じていろいろな方に応援していただける、応援できる環境づくりができるといいなと思いますね。

■日本もプロゲーミングの先進国に

 コンシューマー向けゲーム機の3大メーカーはソニー、任天堂、マイクロソフトの3社。そのうち2社が日本メーカーだ。ゲームに関して、日本が世界有数の先進国であることは疑いようもない。しかし、その日本がプロゲーミングの世界では後進国になってしまっている。そもそもゲームと一口で言っても、ジャンルが違えば全くの別物と言ってよい。数多くあるゲームの中で、一部はスポーツと同じようなものになっているという認識を、より多くの人に持ってもらえたらと思う。

 次回はメンバーへのインタビューを掲載する。

League of Legends

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