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手軽に恐怖を味わえるホラーアドベンチャー
「Decay: The Mare」

Decay

ビクッとする演出が好きな人にお薦め

「Decay: The Mare」は、ポイント&クリックタイプのホラーアドベンチャーゲーム。誰もいない建物の中を探索する、見えない、分からないことが怖さを演出するタイプのホラーだ。

物語は主人公「サム」が麻薬中毒者向けの更生施設に入所したところから始まる。渡された薬を飲み、眠りにつくサム。目を覚ますと、施設は荒廃し、人が誰もいなくなっていた。不可思議な体験を通して、サムはこれが夢なのか、現実なのか分からなくなってく。

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ゲームスタートは施設で割り当てられた自分の部屋。テーブルの上を見てみよう

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アイテムやパズルがある場所ではこのようにアップになることがある。ここではお皿に入っている薬をクリックするとストーリーが進む

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気付くと施設は荒廃し、人の気配がなくなっていた。BGMが恐怖感を煽る

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テレビの光や切れかかって点滅している照明など、雰囲気はバッチリ。視界が悪く、今にも何かが出て来そうだ

人気のない、荒れ果てた建物を探索する。何かに追われているわけでもないのに、襲われるかもしれないという恐怖がゲーム全体を通して感じられる。突然閉まるシャッター、自然に落ちる棚板、割れるガラスなど、プレイヤーを驚かせる仕掛けが随所にあり、ビクッとさせられることも多い。ホラー映画の探索シーンの緊張感が好きな人なら楽しめる要素が満載だ。

シナリオは全3章構成。1、2章で断片的に得られた情報が3章でまとまり、物語の全容が分かるようになっている。

ゲームシステムはシンプルだ。画面をクリックして棚などを調べたり、パズルを解いたりして探索を進める。移動は扉や画面奥などをクリック、向きの変更は画面端にあるアイコンで行う。画面は3Dで描かれているものの、基本的に一枚絵だ。そのためか移動には少しクセがあり、今通ってきたドアの方向を向いていることなどがある。行動できる範囲はそれほど広くないため迷うことはないと思うが、現在位置が分からなくなってしまうようであればメモを取りながら進めるとよいだろう。

アイテムを持っていると左上に「!」のアイコンが現れる。入手したアイテムは特定の場所で使うと効果がある。一部のパズルを除いて、使う対象を指定する必要はない。複数のアイテムを組み合わせて新しいアイテムを作る必要があるシーンもある。

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クリックできるポイントでは、マウスポインターが矢印から手や虫眼鏡のアイコンに変わる

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通路の奥、扉などをクリックすると場所を移動できる

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画面の左右と下には三角形のアイコンが出てくることがある。クリックするとその方向に振り向く

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鍵は対応する扉の前で使う。他のアイテムも同様で、対応した場所で使えば効果を発揮する

どこに向かえばいいのか分からなくなった時のためにヒントも用意されている。画面右下の「?」アイコンだ。クリックすると進むべきルートを示してくれるほか、目的の場所にいる場合は「この部屋でもっと調べる必要がある」と教えてくれる。

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画面右下にある「?」がヒント。どこに行けばいいか分からなくなったら使おう。画面では画面左のアイコンが光っている

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随所で手に入る「コイン」。攻略には関係しないが、章ごとに全て集めると隠し要素が解放される

シナリオは基本的に一本道で、謎解きもそれほど難しくない。順調に進められれば数時間で最後まで到達できるだろう。手軽に楽しめるボリュームでありながら、しっかり怖さも味わえる良作ホラーゲームだ。

Reported by 宮川泰明(SPOOL

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